スッポン赤ちゃんは飼育できる?特徴や必要な物をサクッと紹介します。
魅力的な水生生物として知られるスッポン。
そのかわいらしいスッポンの赤ちゃんを、素人は飼育できるのでしょうか?
初めてスッポンの赤ちゃんを飼育する際は、初心者が直面する課題や疑問もあり、飼育者として命を預かる以上、正しい知識とスキルを身につける必要があります。
この記事では、スッポン赤ちゃんの飼育方法、特徴や必要な物について、実体験をもとに解説していきます。
0.すっぽんの赤ちゃんとの出会い
私の住む地区にはクリークが点在しており、様々な生き物を見かけますが、その1つにすっぽんがいます。
暑い8月の夜、地元消防団の訓練中に足元でのそのそと動く生体。良く見てみるとすっぽん赤ちゃんでした。
拾って見ると、小さく伸びた鼻が可愛く息子にも見せたいとの思いがこみ上げ、使用済みのコップに入れ持ち帰りました。
予想通り、息子も大興奮。お世話をすることを約束し、飼育していくことに決めました。
妻は「また生き物が増えるの・・・」と(笑)
すっぽんの赤ちゃんを飼育するにあたり、私なりに調査し分かったことをこの記事で紹介していきます。
1. 飼育の基本
1-1.すっぽんの特徴と習性
すっぽんの赤ちゃんを飼育することは、楽しくもやりがいもあります。
しかし、命が関わることなので最初から正しい知識を持って始めることが重要です。
そこで、すっぽんの特徴と習性について基本的なケアを紹介します。
・すっぽんの赤ちゃんは小さく甲羅が柔いので、優しく触りましょう。
・デリケートでストレスを感じやすい。病気になることもある。
・静かで孤独な生活を好み、水中での運動が得意。
・亀とは違って、陸の上での逃げ足が凄く速い。
・寿命は長く、平均でも20年以上。
・かみつく習性あり。幼体の場合は痛くはないが、大きくなってくると要注意。
・水槽の配置とサイズ、水温、水質管理を注意深く考える必要あり。
1-2. 飼育環境の整備(水槽、温度、水質管理のポイント)
水槽の設置は成功の出発点で、すっぽんには適切な水温、水質があります。
温度:通常22°Cから28°C
越冬:ヒーターを用いて越冬するか、冬眠させ、越冬するかの2パターンです。
幼体の場合は、ヒーターを用いた通常の飼育の方がリスクは低いようです。
水質:定期的な水換えや、ろ過フィルターを用いて水質を綺麗に保ちましょう。
その他:砂や石、身を隠せる物を入れることでストレスを軽減できます。
次は、すっぽんの健康管理について紹介します。
2.健康管理
2-1. 適切な餌の選び方と与え方
すっぽんの赤ちゃんの栄養は、成長と健康に直結します。
主に水生生物を食べるため、魚の餌や水生昆虫が適しています。
新鮮な食材を食欲に合わせて与えましょう。
2-2. 栄養失調を防ぐための注意点
栄養失調は、すっぽんの赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
過剰な栄養素、特にカルシウムやタンパク質に気を付け、バランスの良い食事を与えましょう。
また、食事の多様性を保つことで、栄養失調を予防できます。
私のおススメはカメの餌。栄養バランスもとれており、水を汚しにくいです。
2-3. 成長スピードをアップさせる方法
すっぽんの赤ちゃんの成長を促進するには、適切な環境と栄養だけでなく、適切なケアが必要です。
適度な水交換や定期的な水槽のクリーニングを行い、健康的な成長をサポートしましょう。
また幼体の場合は、ヒーターを用いて越冬する場合と、冬眠した場合では成長スピードが若干違いが出てきます。
ヒーターを用いて毎日食事する生活と、食事せずに寝て過ごす場合では成長が違って当然ですね。
冬眠により命を落とすリスクもあるため、ヒーターを用いた越冬が無難かも知れません。
2-4. 成長段階に応じたケアのポイント
すっぽんの赤ちゃんは成長段階に応じて異なるケアが必要です。
小さな赤ちゃんの場合、過保護にならずに適切な環境を提供し、成長に合わせて水槽や餌の調整を行いましょう。
2-5. 一般的な健康問題の予防と対処法
すっぽんの赤ちゃんは病気やストレスに敏感です。
定期的に、30分前後の日光浴や甲羅干しを行うことで、病気の予防にも繋がります。
強制的に日光浴をさせる場合は、対策(脱走、脱水、外敵(カラス等))を十分に行い注意深く監視してください。
3. コミュニケーション
すっぽんの赤ちゃんとのコミュニケーションは、飼育の楽しみの一部です。
彼らは静かで穏やかな性格を持つことが多いですが、親しみやすいペットとして人気があります。
水槽の周りで過ごす時間を増やし、彼らの行動や反応を観察しましょう。
手に乗せて甲羅をなでなですると、心なしか気持ち良さそうです( *´艸`)
まとめ
スッポン赤ちゃんは飼育できる?特徴や必要な物をサクッと紹介として、スッポンの赤ちゃんの飼育方法と魅力、基本的な要点をかいつまんで紹介しました。
スッポンの赤ちゃんを飼育することで、私の息子にとっては新たな友達的な感覚となり、生活の一部として豊かな経験をもたらす存在になると思います。
皆さんも、機会があればスッポンを飼育してみてください。
きっと愛くるしい姿に、癒されることと思います。
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